現在は、多くの大学で「インターネット出願」を導入しています。
従来の紙の出願と違い、願書の取り寄せの手間がなく、パソコンからの入力で済み、便利になったのは確かですが、受ける学校の入試要項に従いミスの無いように入力しないといけません。
ここでは、願書に使う「写真」について説明します。
目次
願書の写真は大きく分けて2つの方法があります
1、従来通り、現像した写真を郵送で送る方法
2、大学の出願サイトに写真データーをアップロードする方法
1、現像した写真を郵送で送る方法
こちらは従来の方法で、現像した写真を郵送で願書に同封して送る場合です。
標準サイズは(縦4cm×横3cm)ですが、学校ごとに写真のサイズが違いますので注意が必要です。入試要項を良く読み間違えないようにしましょう。
また、ご自分で街にある証明写真機を使い撮る場合、裏がシールタイプになっている物がありますが、裏に「受験番号・名前」を書いて送る場合があるので、裏がシールタイプの物は避けた方が無難です。
2、大学の出願サイトに写真データーをアップロードする方法
最近では多くの大学が「Web出願」を導入しています。
証明写真も現像ではなく、出願サイトに写真データーをアップロードします。
この場合は、各大学によってデーターサイズが違うので注意しましょう。
・ファイル上限:5MB、推奨サイズ:VGA(640×480ピクセル)、ファイル形式:JPEGまたはPNGファイル
上記のように、データーサイズに上限があったり、ピクセル数の指定があったりしますので、できればスマートフォンではなくパソコンからの出願をおすすめします。
証明写真はフォトスタジオを利用して撮ったほうが良い理由
上記のように、大学によって現像写真の送付であったり、写真データーのアップロードであったり、大きさもサイズも様々です。
フォトスタジオでは、大学受験用の写真撮影があります。
現像した写真には焼き増し用CD-ROM付のサービスがあったり、WEB出願用のデータ加工サービスがあり、ピクセル数・ファイル容量に対応したデータを作りCDにおさめてくれます。
自分でデーターサイズも調整をしなくて良いのでとても便利です。
何といっても綺麗に撮影できるのが一番の利点です。
面接試験のある大学では、写真も綺麗なほうが印象が良いです。
自分で撮った写真がNGの大学もあります。
フォトスタジオで撮れば間違いがないので、できれば利用したほうが良いでしょう。
各大学により、写真の規格は様々なので、「入試要項」でしっかりと確認しましょう。
▼下記の表は大学の提出写真規格の一例です。▼
願書提出写真 規格例 | |
規格例 | ・出願前3ヶ月以内に撮影のもの ・カラー写真または白黒も可か ・顔が鮮明に写っていて、ピントがあっているもの ・画像の加工をしていないもの写真のデーターサイズの指定 ・写真の縦横比の指定 ・背景が無地であること(色指定がある場合もあり) ・メガネは透明で目が見えるもの |
受付不可の例 | ・背景が無地でないもの(色指定のある場合は指定色でないもの) ・目をつむっているもの ・髪の毛が目にかかっているもの ・アプリ等で加工したもの ・枠から顔がはみ出しているもの ・ピントがぼけているもの ・暗すぎるもの ・スマートフォン等を使い自分で撮影したもの |
願書の写真はどのような身だしなみが良いのか
願書の写真の服装は?
願書用に提出した写真を、入学後に「学生証の写真」に使う大学があります。
その場合は、入試要項に「制服不可」と必ず書いてありますので、入試要項の提出写真の項目をよく読んで、正しい写真を提出するように気をつけましょう。
学生証の写真として長く使用する物なので、服装もよく考えて撮るようにしましょう。
服装は、写真の背景色とかぶらない色にしましょう。
白の背景に白のブラウスですと、体が背景とかぶって見えづらくなってしまいます。
大学によっては、白い服は不可のところもあります。
無難なのは、白いブラウス(Yシャツ)に、紺色、濃いグレーなどのジャケットやセーターを着ると良いと思います。
写真で合否が決まる事はありませんが、第一印象は大切なので真面目な服で撮るようにしましょう。
男女ともに華美にならず、清潔感のある服装が好まれます。
面接がある場合は、当日着用する服と同じ服装にするのも良い方法です。
願書の写真の髪型は?
髪型はとくに決まりはないので自由です。
注意する点は、前髪が目にかぶって顔が隠れずにシッカリと写っていることです。
面接がある場合は、派手な髪色や過激なイメージを与える髪型は避け、黒か自然な茶色にしたほうが良いでしょう。第一印象はとても大切です。
また、試験会場で本人確認をするための写真なので、写真と同じ髪型にしたほうが親切です。
写真は多めに用意しましょう
写真データーの場合は使いまわしができますので良いのですが、現像で送る写真は多めに持っておきましょう。
試験結果によっては、他の大学を受けることもあるでしょう。
その際に慌てないよう数枚は余分に持っておいたほうが安心です。
以上、大学受験に使う写真について書いてみました。
皆様の参考になれば幸いです。